熊本空港に降り立ち、レンタカーを借りて4日間かけて九州を横断してきました。
阿蘇の火山地帯、神話の舞台・高千穂、しっとりした風情の黒川温泉、リゾート感ある由布院、そして別府の地獄めぐり。食べ物も温泉も景色も、どれも期待を上回るものばかりでした。
同じルートで旅行を考えている方に向けて、立ち寄りスポットと実際の感想をまとめます。
旅行概要
| 日程 | 4日間 / 3泊 |
| ルート | 熊本空港 → 阿蘇 → 高千穂 → 黒川温泉 → 由布院 → 別府 → 大分空港 |
| 時期 | 5月下旬 |
| 移動手段 | レンタカー(熊本空港で借りて大分空港で返却) |
| 旅行スタイル | カップル |
レンタカーは必須です
このルートは電車・バスだけでは回るのがかなり難しいです。熊本〜高千穂は特に公共交通が不便で、自分たちのペースで動けるレンタカーが断然おすすめ。
熊本空港で借りて大分空港で返す「乗り捨て」プランを利用しました。各社乗り捨て対応しているので、事前に予約しておくとスムーズです。
1日目|熊本空港 → 阿蘇 → 高千穂
熊本空港(阿蘇くまもと空港)に到着
空港でレンタカーを借りて、まず目指したのは阿蘇エリア。空港から車で約40分、走るにつれて景色がどんどん変わっていくのが気持ちいいです。
昼食:阿蘇の赤牛ランチ
阿蘇に来たらまず食べてほしいのが赤牛(あかうし)。正式名称は褐毛和種(あかげわしゅ)で、阿蘇の広大な草原で育てられた地元のブランド牛です。
霜降りの多い黒毛和牛と違い、赤身の旨みがしっかりしていてクセがなく、食べ飽きない味。「和牛といえば霜降り」という先入観があったのですが、赤牛はまったく別物の美味しさでした。阿蘇市内や国道57号沿いに赤牛専門店がいくつかあります。

白川水源
阿蘇の南側にある白川水源は、1分間に約60トンもの水が湧き出す透明度抜群の湧水スポット。水底まで完全に見えるほどの透明さで、実際に見るとかなり衝撃的です。水を汲んで飲めるので、ペットボトルを持っていくのがおすすめ。驚くほどまろやかです。
入場料:無料 / 所要時間:20〜30分
草千里で乗馬体験
草千里ヶ浜は標高1,100mに広がる火口原の草原で、馬が放牧されている独特の風景が広がります。目の前には阿蘇の噴火口、足元には青々とした草原。背景として最高すぎます。
草千里では乗馬体験ができます(短いコース)。馬に乗ったことがなくてもスタッフが引いてくれるので安心でした。この景色の中での乗馬は他では絶対に味わえない体験です。
乗馬体験:約1,500〜2,000円(短コース)/ 所要時間:1〜1.5時間

高千穂峡でボート
阿蘇から車で約1時間半、宮崎県に入ると高千穂峡に到着します。
柱状節理の断崖絶壁が川の両側に迫り、奥には落差17mの「真名井の滝」。この峡谷をボートで進む体験が本当に最高でした。川面から見上げる切り立った岩壁と滝は、写真では伝わらないスケール感があります。
週末は行列ができるので、事前にボートの予約をしておくことを強くおすすめします。当日は8:30〜受付開始です。
ボート料金:2,000円/1艇30分(3人まで乗れます)

宿泊:ぶどうの樹
高千穂の宿はぶどうの樹。リゾート感ある施設で、夕食がここの大きな楽しみのひとつでした。
夕食で初めて食べたのがヘベスという柑橘。宮崎県の延岡近辺が原産地で、ここ以外ではほとんど流通していない幻の柑橘です。ゆずに似ていますが皮が薄く、香りが上品でクセがない。牛肉にかけて食べるスタイルが絶品で、肉の旨みと柑橘の爽やかさが合いすぎました。ヘベスは現地でしか食べられないので、見かけたら必ず試してください。

2日目|天岩戸神社 → 黒川温泉
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
高千穂を発つ前に、日本神話の舞台として有名な天岩戸神社へ。天照大神が隠れたとされる岩戸(洞窟)がある場所で、日本最古の歴史書「古事記」に登場します。
神社の境内から岩戸を拝観できるご案内(無料)を宮司さんが行っています。早朝は人が少なくておすすめです。
入場料:無料 / 所要時間:1〜1.5時間

黒川温泉:のし湯
九州の温泉地はたくさんありますが、黒川温泉の雰囲気は別格だと思います。川沿いに古い旅館が並び、木の橋でつながれた路地に提灯の明かり。観光地化されすぎず、ちゃんと「湯治の街」の風情が残っています。
泊まったのし湯は趣がある宿で、露天風呂は木と石でできた素朴なつくり。夜、観光客が引けてから宿の周りを散歩すると、川の音と温泉の湯気だけが残って本当に静かでした。


夕食:馬刺し
熊本名物の馬刺しを黒川温泉でいただきました。旅館の夕食コースに含まれていることが多いです。
生で食べる馬肉は臭みがなく、牛刺しより淡白でさっぱりとした味。生姜・にんにく・醤油で食べるのが定番です。「馬の肉を生で?」と最初は戸惑いましたが、一口食べたら普通においしい。苦手意識のある方もぜひ試してみてください。

3日目|由布院
由布院散策と金鱗湖
黒川温泉から車で約1時間半、大分県の由布院へ。メインストリートの「湯の坪街道」にはカフェや雑貨店が並び、歩いて回るのが楽しいエリアです。
由布院駅から徒歩15分ほどの金鱗湖(きんりんこ)は早朝に霧が立ち込める幻想的な景色で有名。朝の散歩で行きましたが、ひっそりとした湖面と朝もやが本当に綺麗でした。

昼食:関あじ
由布院(大分県)に来たら食べてほしいのが関あじ。大分と愛媛の間にある豊後水道で、強い潮流の中で育った高級ブランドのアジです。
普通のアジと比べると身がしっかりして脂の乗りが違います。刺身で食べると甘みと旨みがしっかりあって、「アジってこんなに美味しいの?」という感動がありました。

4日目|塚原温泉 → 地獄めぐり → 大分空港
塚原温泉(つかはらおんせん)
由布院から別府方面へ向かう途中、塚原温泉に立ち寄りました。由布岳の麓にある小さな露天風呂で、日本でも有数の強酸性泉として知られています。
鉄分を多く含む乳白色〜茶色がかった湯は、入るとピリッとした刺激があり、肌が引き締まる感覚がありました。由布院〜別府の移動途中に立ち寄る穴場スポットとしておすすめです。
入浴料:約600円 / 所要時間:45分〜1時間

別府:地獄めぐり
旅の締めは別府の地獄めぐり。別府は日本最大級の温泉地で、「地獄」と呼ばれる8か所の個性的な源泉を巡るのが定番の観光コースです。
特に印象的だったのは以下の3か所:
- 海地獄 — コバルトブルーの美しい池。温泉なのに南国のビーチみたいな青さ
- 血の池地獄 — 酸化鉄で真っ赤に染まった不気味な赤い池。迫力があります
- 龍巻地獄 — 一定間隔で噴き上がる間欠泉。タイミングが合えばラッキー
8か所すべてに入れる共通観覧券(2,200円)が最もお得です。所要時間は2〜2.5時間ほど。

温泉卵
地獄めぐりの各所で販売されている温泉卵、これが予想外においしかったです。地熱で低温調理されているため、白身がやわらかく、黄身がとろっとした半熟仕上げ。温泉の蒸気がモクモク立ち込める場所で食べる体験込みでおすすめです。
大分空港へ
別府から大分空港は車で約45分。空港でレンタカーを返却して旅終了です。
旅費の目安(2人)
| 項目 | 合計(2人) | 1人あたり |
|---|---|---|
| 航空券 + レンタカー + 保険 | ¥[____] | 約¥[____] |
| 宿泊(3泊) | ¥[____] | 約¥[____] |
| 食事・飲み物 | ¥[____] | 約¥[____] |
| 観光・体験・入湯料 | ¥[____] | 約¥[____] |
| ガソリン代 | ¥[____] | 約¥[____] |
| 合計 | ¥[____] | 約¥[____] |
まとめ:このルートをおすすめする理由
このルートの良さは、九州の「全部乗せ」を4日間で体験できることだと思います。
活火山・神話の地・秘湯・温泉リゾート・日本最大の温泉地、と全部性質が違うのに、車で移動するとそれがひとつながりの旅になる。食も赤牛・ヘベス・馬刺し・関あじ・温泉卵と、どこに行っても「ここでしか食べられないもの」があって飽きません。
5月下旬という時期も良くて、草千里は緑が鮮やかで、高千穂の山道も新緑が美しく、混雑もそこまで多くなかったです。九州旅行を考えている方は、ぜひこのルートを参考にしてみてください。
ルートや宿について質問があればコメントへ。できる限りお答えします。

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